2007年2月13日火曜日

胡心房 町田

2005年 女性二人で運営出来るラーメン屋さんをデザインして下さい。と、野津さんからのご依頼を戴きました。特に工夫したのはカウンターでした。防水の為に上がった厨房床から女性の手でサービスする。どう考えても女性のヒューマンスペックでは無理があります。従来のカウンターは取り払って全て見えてしまうけど厨房器具の裏面を仕上げてテーブルに直接サービスする。これしか無いと考えました。だからカウンターではありません。厨房に沿ったロングテーブルです。椅子は固定ですが足掛けが無くて女性が座れるぎりぎり寸法。ちょっと足がぶらぶらするかもしれません。全部見えるから作る側もごまかしはききません。そこが又良かったと思いました。店が成功したのはデザインではありません。味が全てで、デザインは脇役な事を実証したお店です。
野津さんは稲城の時から線路の脇がお好きなようです。デザインの過程で電車に飛び込みがあったらどうしよう!窓塞ごうか・・・と心配しました。 検討した結果ですが、プラットホーム最前部と言う事と急行は通過しない線路と言う事が分り窓は解放されたのです。飛び込みようが無いですね。写真はプラットホームに入ってくる電車とお店です。

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